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-生活と文化をメモる こころのブログ-
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2015.01.23 Fri
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胃腸の痛みと違和感が続き、病院へ行くと、なんとそのまま入院勧告-。
ウィルス性の胃腸炎を甘くみてはマズイ、薬処方の自宅治療より入院して点滴で一気に治しましょう、という医師の一言で、ブラジル生活7年目にして初めて入院することに。

部屋はさすが私立病院で、原則一人一部屋の上、改装直後でなかなかきれい。トイレ・シャワーはもちろん、薄型テレビ、クーラー、冷蔵庫、セイフティーボックス、付き添い人が寝てもいい長ソファー完備で、日本のビジネスホテルに負けず劣らず。

そして、これまで何人もの日本人から入院体験を耳にしていたけれど、感想はご多分に漏れず、といったところ。(私立病院のケース) とにかく寝る暇もないくらい、人の出入りが激しく、彼らの縦割り業務ぶりがすごい。
・担当医師(1日2回)
・看護婦(1日2、3回)
・体温と血圧を測る人(1日3回)
・点滴を交換する人(1日5、6回)
・薬をもってくる人(1日3回)
・食事を給仕する人(1日6回×2)・・・朝・昼・晩・おやつ3回×配膳と回収
・ゴミを掃除する人(1日2回)

その他、寒いので毛布をお願いするとこの内線番号、シーツはこの番号、テレビとクーラーのリモコンはこの番号・・・と、とにかく細分化しまくっていて、届けに来る顔ぶれは全員違う。頼んだものがなかなか来ないのでヤキモキしていると、数人が一度にやってきて、一気に部屋が満員状態になったりする。

優しく親切な人、明るい人、無表情な人、やる気のなさそうな人もバラバラで、そのギャップがまた激しい。
点滴をはじめて直に、どこからか若者が車いすを押してやってきた。CTスキャンの検査ということで、誘導されるまま緊張一杯で車いすに座る。・・・と同時に、「あなた、日本人でしょ?」からはじまり、自分のお兄さんがいかに日本の漫画が好きかを語りはじめる。知っている単語は、「Arigatou」と「Baka」だ、自分の兄とケンカになるといつも「Baka」、「Pare(黙れ)」、「Baka」、「Pare」と繰り返していた、とそんなたわいのなさすぎる思い出話で(彼が)盛り上がっているうちに、薄暗いCTスキャンの部屋に到着・・・。おかげで緊張は解けたけれど、決して、彼は患者の緊張をほぐすために話したわけではないだろう。それがブラジル人だよね。

退院直前には、栄養士と名乗るお兄さんが、突然、「食べ物のアレルギーありますか?好き嫌いありますか?」と、やって来る。もう、何度も給仕されてるし、もう退院しますし・・・というツッコミももはや遅すぎる。「何でも大丈夫です」と正直に答えると、「キアーボ(おくら)は平気か?」「じゃ、ジロー(苦みのあるブラジルの野菜)はどうだ?」「さすがにマシシー(これもブラジル特産の野菜)は無理だろう?」・・・・これ雑談じゃないかな?

そして、あの予定してた検査、結局していない?とか、あの薬はなんだったんだろう?など、多少の疑問を残しつつ、退院時。今度は、会計受付に立ち寄り、出口まで誘導してくれるおじさんが迎えにきてくれる。これも担当。
途中、患者を乗せた車いすを押す例の若者と廊下ですれ違う。どうやら彼は、入院病棟と検査室を誘導する係りらしい。ブラジル人には覚えにくい私の名前を呼んで挨拶してくれてびっくり。そんな人情味溢れる一コマがあったり。

病院という施設で、3日間、朝から晩までサービスを受ける身になると、そこはもうブラジル社会の縮図のようで、その人間模様はかなり面白い。貴重な入院体験でした。
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